うつ病になりやすい性格を変える【メランコリー親和型】
うつ病になりやすい性格【メランコリー親和型】
あぁ… なんで自分だけがうつ病なんかになってしまうんだろう? 本当に情けないよ。
他の人はあんなにも活動的に人生を楽しんでいるというのに…
うつ病なんて、苦しいだけで百害あって一利なしだよ!
というように、皆さんもこんな苦しいお気持ちで毎日落ち込んではいませんか?
うつ病の原因の一つとして、うつ病になりやすい性格があります。
うつ病になりやすい性格を根本から変えることは難しいですが、性質を変えることは十分可能です。
そんな自分の性質を変える簡単な方法をまとめています。
うつ病を見事に克服するため、僕と一緒に少しずつ前へ進んでいきませんか? ^^
うつ病になりやすい性格を変える【メランコリー親和型】

うつ病になりやすい性格の特徴とは?

うつ病になりやすい性格の特徴は、一言でいうと「真面目すぎる」ことです。
うつ病になりやすい性格の人は、誰よりも超一生懸命に生きている方です。
うつ病になりやすい性格の人は、誰よりも完璧を求めて生きている方です。
うつ病になりやすい性格の人は、誰よりも几帳面すぎる傾向がある方です。
うつ病になりやすい性格の人は、誰よりも周りの人に気遣いをする方です。
うつ病になりやすい性格の人は、誰よりも社会的ルールを重んじる方です。
うつ病になりやすい性格の人は、誰よりも自分を責め過ぎてしまう方です。
などなど、うつ病の人の性格は数えれば切りがないほどの特徴がある方なんですね。

他ならね僕自身がうつ病を患っていますので、その性格特徴は誰よりもよく理解しています。(#^^#)
うつ病で苦しまれている方も、もしかしたら上記の性格特徴に全部当てはまっているのではないですか?
こうして、うつ病になりやすい人の性格を少し見ただけでも、もの凄くしんどい生き方をしているんだなぁ~ということが一目瞭然ですね。

うつ病の方は、普通の人より何倍も何十倍も生きることが大変!
人間は誰でも楽しく楽して生きていきたい生き物です。
うつ病の人ももちろん苦しみの人生とはサヨナラしたいですよね?
1日でも早くうつ病を治して、楽しく暮らしていきたいですよね?

じゃあ、うつ病を治すにはどうすればいいの?
ということですが、試しに周りの人に相談してみると、きっとこんな答えが返ってくることでしょう。

一生懸命に生きるのが苦しい?
だったら、楽に生きればいいんじゃないの?

完璧主義はしんどい?
じゃあ、自分のハードルを下げればいいじゃん!

几帳面すぎるのは頭が痛くなるのですか?
では、もう少し大雑把になればすぐに解消しますよ。

周りの人に気遣いすぎるから、神経がすり減ってしまう?
他人に対して、どうしてそんなに気を遣うの?
周りの人なんて、下等動物が何かをしていると思っていたらいいのよ。
というように、実にあっさりとうつ病の一発解消法を教えてくれるでしょう。ですが…

それが簡単に出来ないから、こんなにうつ病で苦労しているだよ…
ということで、うつ病で苦しまれている皆さんもこれは重々承知されていることでしょう。
十分に分かっていることだけど、根本的に自分では考えを変えることはできないんですよね。
一生懸命に生きることも、完璧主義や几帳面すぎる傾向も、周りに気を遣い過ぎる性格も、自分を責めすぎてしまうことも全ては私たちの本能なのです。
その本能の気持ちを理性が強引に変えようとしても、とても困難なことなのです。

人間の本能は、理性に比べて圧倒的に強い支配権を持っています。
『本能 > 理性』の法則は、例えばこんな状況でも如実に実証されるかと思います。
- 三日三晩、断食していたお坊さんがいました
- お寺のお堂へ行くと、美味しそうなお供え物があった
- お坊さんは「食べたい♪」という本能に支配される
- 同時に「食べてはいけない!」という理性に抑制される
- しかし!限界を超えた絶頂の空腹感に耐えることができない
- 結局、お坊さんはお供え物を盗み食いをして空腹を満たした!
まあ、このようなケースは現実ではあり得ません。
要するに、心の修行を重ねたお坊さんと言えど、本能に打ち勝つのは難しいという例えです。^^;

お話が少し逸れてしまいましたが、うつ病の人の性格は理性ではどうすることもできないということなんですね。
記事を読んで下さっている方も完璧主義や几帳面、周りに気を遣い過ぎるという性格は、社会生活ではとてもしんどい一面であるのは百も承知ですよね?
そして、うつ病の方自身もこれまで何度も「楽に生きていこう!」と心に言い聞かせませんでしたか?
ですが、気が付けばやはり頑張り過ぎているご自分に戻っておられたかと思います。
でも、うつ病の原因となる真面目すぎる性格を僕自身はこのように考えています。
- 一生懸命に頑張る ⇒ 学力や仕事の成績が上がる
- 完璧主義 ⇒ ミスが減り、突然のトラブルにも対処しやすくなる
- 几帳面すぎる ⇒ 確実性が増し、どんな状況でも能力を発揮しやすくなる
- 気を使い過ぎる ⇒ 人間性を認められ、周りから信頼されやすくなる
- 自分を責めすぎる ⇒ 常に自分の欠点改善に役立てることができる
というように、うつ病として苦しめる真面目すぎる原因も、裏を返せばなかなか魅力的な長所になるとは思いませんか?
ですので、うつ病は苦しいですが、その反面、普通の人にはない素晴らしい要素も持ち合わせているということなんですよ。^^
うつ病で苦しまれる方たちも、ご自分の性格を全否定することはとても愚かな行為だと思います。

うつ病の治療は、自分の性格を認めてあげることから始まります♪
うつ病になりやすい性格は、決して毒ばかりでないという事実をどうか認めてあげて下さい。^^

うつ病患者に多い性格タイプ【メランコリー親和型】
うつ病の人に多い性格として、メランコリー親和型があります。
メランコリー親和型とは、どんな性格なのでしょうか?

メランコリー親和型とは、人間社会の秩序や規律を重んじる平和主義の性格傾向のことです。
メランコリー親和型とは、うつ病になりやすい性格原因の一つとされています。
僕自身のうつ病歴は1年ほどですが、メランコリー親和型というのは初めて聞く言葉でした。
メランコリー親和型とは、1960年代にドイツのテレンバッハという学者が提唱した学説です。
では、このメランコリー親和型とは、具体的にどのような傾向の人を言い表すのでしょうか。
- 他人からの評価を最も気にする
- 人を傷つけることを極度に嫌う
- 人と争うことなど極度に恐れる
- 他人に尽くす傾向が非常に強い
- 頼まれたらイヤと言えない性格
- 正義感が強く他人の犠牲になる
- 問題が発生すると自分を責める
なるほど、確かにうつ病になりやすい性格というのは、自ずと納得できますね。
うつ病で苦しむ皆さまも、いくつか当てはまる項目があるのではないですか?
僕の場合は、うつ病になってから初めてうつ病になりやすい性格の事を知りました。
ですので、うつ病になった当初、僕はこんな気持ちで毎日苦しんでいました。
- なぜ、自分だけがうつ病なんかになってしまうの?
- 他の人は頑張っているのに、僕は情けない人間だ!
- 僕は心が弱い人間だからうつ病になってしまうんだ…
- なんとしても早くうつ病を治して社会復帰しないと!
- 辛い!苦しい!誰でもいいから僕を助けて下さい!

このように毎日、自分を責めながらとても惨めな気持ちになっていました。
そんな憂鬱な毎日を過ごして時、うつ病になりやすい性格というものを初めて知ったのです。
その事実を知ったとき、僕は目から鱗(うろこ)が落ち、開いた口が塞がりませんでした。
そして、同時に僕は自然とこんな気持ちになっていました。

なんだこのうつ病になりやすい性格の特徴は!?
うつ病になりやすい性格って、まるで僕自身じゃないか!?
これでは、うつ病にもなってしまっても何らおかしくはないよ!
と、その衝撃の真実に、これまでの自責の念が一気に肩から抜け落ちていくのを感じ取りました。^^
今までは、原因も判らず漠然とした理由でなってしまったうつ病の事を、全く受け入れられませんでした。
ですが、原因がハッキリ判ったことで、私はうつ病を自然と受け入れていました。

また、こうして見てみると、うつ病の原因となっている性格の特徴は、どれもこれも良い一面を持っているのですよ。
確かにうつ病は苦しいのですが、その中でも良い長所がたくさんあるんだと初めて自分を認めた瞬間でもありました。
自分の心の奥底には、良い一面がたくさん存在しているんだと実感しました。

自分自身への否定を肯定へと変えることで、うつ病も自然と受け入れられるようになる♪
うつ病で日々苦しんでいらっしゃる方も、実は普通の人にはない良い一面をたくさんお持ちのとても魅力的な性格なのだとは思いませんか?
うつ病は辛くて苦しいですが、是非ともご自分自身の良い長所も優しく認めてあげて下さい。
自己否定から自己肯定に変わることで、うつ病も劇的に良くなるはずです。(^^♪

うつ病治療へ効果的?【性格を変える簡単方法】

うつ病の治療効果があるとして『あるがままで動く』という考え方があります。
『あるがままで動く』というのは、読んで字のごとく苦しいうつ症状のまま何かの行動を起こしてみるという意味です。
人間は誰しも体調が悪いと、家で休息を取って回復に努めますよね?
ですが、僕の場合はそれをあえてやらないで、とりあえずは苦しいまま動いてみるんです。
そうすると、最初はうつ症状で辛いのですが、用事をこなしていると次第に苦しい心が紛れてくることがあるのです。
- うつの苦しい気持ちのまま、何かをやってみる
- インターネットで調べものをしたり
- 家の用事をやったり
- 散歩に出掛けたり…などなど
- 休まないで、本来やるべきことをやってみる!
- そうすると、次第に気持ちが用事に集中してくる
- そして、苦しい心も段々と紛れてくる♪
- 最後には完全に心が用事に集中している
- 気が付けば、苦しい気持ちも軽くなっていた♪
といった感じで、うつ症状があるがままで動いてみるんです。
そうすると、この行動療法が良い結果になるケースもよくあるんですよ。(^^♪

うつ病に対して、完全に真逆な行動療法ですね。

うつ病は心の病ですから、体に異常がある訳ではないことが多いのです。
うつ病の苦しい心のまま普段の生活をすることで、次第に気持ちが紛れていきます。
うつ病治療法の一つとして、とても理にかなった方法だとは思いませんか?
この『あるがままで動く』という方法は、あの有名な『森田療法』の治療概念と全く同じなんです。
森田療法は、数ある心理療法の中でもとても歴史の深い偉大な治療法なんです。

うつ病になりやすい性格があるなら、うつ病が治りやすい行動を起こせば良いのです。

だけど、そんな簡単にうつ病が治せたら苦労はないよ!
というように、真っ向から反論されるうつ病患者の方も少なくはないでしょう。
うつ病を『あるがままで動く』という行為は、口で言うほど簡単なものではないかも知れません。
確かに、体を動かせないほど重症化したうつ症状の場合、この『あるがままで動く』は難しいでしょう。
ですが、この治療法を習慣化することで、思わぬ効果が出る可能性もあるとは思いませんか?

この方法は、うつ病である他ならぬ僕自身が何度も経験しました。
百聞は一見に如かずではないですが、一度は試されてはいかかでしょうか? ^^
うつ病治療に効果がある事なら、何でもトライしてみましょう♪
