メランコリー親和型とは?【性格執着気質を1分チェック】

2020年3月8日

メランコリー親和型とは?その執着気質の性格を一発チェック!

メランコリー親和型とは、うつ病の方に非常に多い性格気質です。

メランコリー親和型とは、ある一定の執着心を重んじる性格です。

当ブログ運営者の私もこのメランコリー親和型でこれまで嫌というほど苦しみ続けました。

ですが、逆に自分のうつ病を分析することも、症状回復に貢献してくれる一つの方法だと思うのです。

『己を知れば、おのずと光は見えてくる。』

そう信じて、うつ病の原因をちゃんと知ることで一緒に治療を進めていきませんか?

メランコリー親和型とは?

メランコリー親和型とは

うつ病で苦しむ大半の方が、以下の性格特徴を持つメランコリー親和型だとの統計があります。

    ~ メランコリー親和型の性格 ~
  • 真面目で几帳面で凝り性
  • 正確、素直で良心的
  • 完璧主義で責任感が強い
  • 秩序やルールを重んじる
  • 自分に厳しく、他人に優しい
  • 対人関係が良く、周囲から高い評価を受ける
  • 自分を犠牲にし、他人を優先に物事を考える
  • 周囲に迷惑をかけることを極度に嫌う
  • 他人から嫌われることも極度に恐れる
  • 人を傷つけたり、争い事も誰よりも嫌う

どうでしょうか?

もしかしたら、この記事を読んでいらっしゃる方も、メランコリー親和型の特徴がたくさん当てはまっているのではないでしょうか?

 
メランコリー親和型が的中

ちなみに僕は全てが見事に当てはまっていました。(>_<)

ですが、メランコリー親和型の性格特徴は、一見しただけでも凄く大変そうな性格だということが一目瞭然ですね。(+_+)

うつ病で苦しんできた僕自身も、自分の性格特徴を深く考えることはほとんどありませんでした。

ですが、こうして客観的に見てみますと…

 
うつ病の人はしんどい生き方

うつ病の人は、本当にしんどい生き方しているんだなぁ~ と痛いほどよく感じます。

よく社訓などで、『真面目で正確に仕事に取り組むべし!』『自分を犠牲にして会社に尽くせ!』『他人に責任転嫁をしない!』というような規則があります。

ですが、このような社訓を真面目に実行している人が、果たして自分の会社にどのくらいいるだろうか?

と、ふと考えた時に、この記事を読んでいる方の周りにも、一体どれくらいの人が該当してきますか?

ほとんどと言ってもいいくらいいませんよね? ^^;

サボるネコ

これと同じようにうつ病の人の性格気質を守れ!と言われて、それを全て完璧にこなす人はいるでしょうか?

これも、ほぼ皆無と言ってもいいくらいいないですよね。

ですが、このうつ病の性格気質を毎日欠かさず守り続けているのが、この記事を読んでくれているうつ病【メランコリー親和型】の人たちなんですよ。

普通の人が決してマネできないような辛い生き方を、うつ病の人は何年間も何十年間も毎日続けているのです。

 
口とやる事が違う

口では良いこといいながら、やっていることは全く違いすぎる!

というタイプの人の方が圧倒的に多いと感じるのは僕だけでしょうか。

ですが、うつ病の方は普通の人とは全く違うのだと思います。

 
うつ病の人は一生懸命に生きている

うつ病で苦しんでいる方は、その大変すぎるルールを毎日忠実に守り、一生懸命に生きている人だと思うのです。

そのような社会的ルールを守っていたら、たとえいい加減な人であっても病気になってしまいます。

ですから、うつ病の方は本当にしんどい生き方をしていて、心の病気になってしまうのは当然だと思って良いとは考えませんか?

だから、「自分だけがうつ病になって情けない…」とか「うつ病なんてみっともなくて人には言えない…」などと考える必要は全くないのだと思うのです。^^

自分を責める

生まれ持っての性格はどうしようもないですが、うつ病の人の性格特徴は良い面がとても多いので、もっとご自分のことを愛してみませんか?

ただ、性格が良すぎて現代社会ではそれが裏目に出てしまい、何かと苦労しすぎてしまう良い人なんですよ。^^

では、次章は『メランコリー親和型の人がなぜうつ病になってしまうの?』といううつ病発症の原因を詳しくチェックしていきましょう。

メランコリー親和型の性格気質

メランコリー親和型の人の性格気質は、真面目で几帳面、完璧主義で責任感が強く、決められたルールをきちんと守ります。

メランコリー親和型の人の対人関係は、周りを優先し、他人から嫌われることや人を傷つけたり、人と争うことも恐れます。

 
病気になってしまいそう

何かこれだけでもしんどくて病気になってしまいそうですね。^^;

では、メランコリー親和型の性格気質の人が、実際に仕事面でどういった経緯でうつ病へと進展するのか詳しく分析してみましょう。

    ~ メランコリー親和型の人がうつ病になる経緯【前段階】 ~
  • 与えられた仕事をきちんとこなす
  • 『この人は仕事がデキる人間だ』と周りからの評価が付く
  • 与えられる仕事量が増え、難易度も上がる
  • 何とか頑張って自分だけで与えられた仕事をこなす
  • 更に難易度の高い仕事量をたくさん押し付けられる
  • それでも必死になり与えられた仕事をこなしていく
  • この負のサイクルで雪だるま式に仕事が増えていく
  • もうこの時点で一人でできる仕事の許容範囲を大きく超えている

以上のように、メランコリー親和型性格気質の人は、職場でじわじわと周りから精神的にも体力的にも追い詰められてくるんですね。

では、次はメランコリー親和型性格気質の人がうつ病を発症するまでの続きの工程をチェックしていきましょう。

    ~ メランコリー親和型の人がうつ病になる経緯【発病】 ~
  • すでに一人ではこなし切れない仕事量を与えられている
  • メランコリー親和型の人は、周囲に迷惑をかけることができない
  • メランコリー親和型の人は、周囲に助けを求めることもできない
  • メランコリー親和型の人は、たった一人で頑張り続けるしかない
  • やがて、与えられた仕事をこなし切れなくなっていく…
  • そして、膨大な疲労が溜まり大きく活力を失っていく…
  • 最後は、大きな器に流し込んだ水が溢れ返るように一線を越えてしまう
  • こうして、メランコリー親和型の人はうつ病を患ってしまう

状況や事情は違うでしょうが、多くのメランコリー親和型の人は仕事上でこのような経緯を辿り、うつ病を発病してしまうのですね。

ちなみに、僕はこれとほぼ同じ経緯でうつ病になってしまいました。

ある程度のところで、適当に仕事を断るか、適度にサボればうつ病を回避できたのかも知れません。

でも、僕もそうですが…

 
メランコリー親和型は逃げるのが嫌い

メランコリー親和型の人は『逃げる』というその簡単なことができないんですよね。(>_<)

「自分一人だけで何とか頑張らなければ!」という背水の陣的な追い詰められた気持ちになってしまうのです。

「背水の陣」と聞くと一見カッコいいなぁ~!という感じがしますが、悪く言えば「変に意地を張っているだけ…」なのかも知れませんね。^^;

このようにメランコリー親和型の人は、周りの人に頼ったり迷惑をかけたりするのを凄く嫌う気質なんですね。

 
メランコリー親和型の性格気質は困りもの

自分で言うのも何ですが、メランコリー親和型の性格気質は本当に困ったものです。

今現在、あるいは過去にうつ病で苦しんでいらっしゃった方々も、もしかしたら僕と同じような状況でうつ病になられた方も多いのではないでしょうか?

もしも僕と同じような状況でうつ病を患ってしまったという方が一人でもいらっしゃったら、僕は凄く安心できるような気がします。

同じメランコリー親和型の性格気質の仲間や同盟ではないですが、少なくとも同じタイプの方がいるということだけでとても親しみを感じます。

メランコリー親和型の仲間
メランコリー親和型の人が悪い

自分一人で抱えきれない仕事を断りもせずに受け続けるから悪いんだよ!

理解できない

仕事をたくさんやってもお給料は同じなんだし、私には理解できないわ。

と、訴えてくる人もいるでしょう。

確かに言われてみれば、おっしゃる通りで返す言葉も御座いません…

ですが、ここでメランコリー親和型のうつ病の人は、決してご自分を責めては駄目です!

大量の仕事を断らない方も問題がありますが、一番問題なのはそれを許す会社なのです!

 
相手の足元を見てくる

相手はメランコリー親和型の人が断ることができない人間だと分かっていて、平気で大量の仕事を押し付けてくるんですよ。

酷い時は、自分の仕事でさえメランコリー親和型の人へ強引に仕事を押し付けてくることもあるんです。

そんなの自分の仕事でしょう? 自分だけでやりなさいよ!

と、心の中で叫ぶ自分がいますが、残念ながらそれを声に出して相手には言えないのですよね。^^;

ですので、メランコリー親和型の方は決してご自分を責めないで下さい。

 
悪い会社

一番悪いのは会社やその周りにいる冷徹な人たちなんですから!

冷徹な人たち

メランコリー親和型性格の人は、生活環境の変化を極度に恐れます。

生活環境の変化を具体的に言いいますと、転勤や転職、引越しや家族との死別などです。

日常の生活スタイルの大きな変化に、心が適応できなくなるんです。

では、具体的に引越しを例にとって、うつ病になる工程をチェックしていきましょう。

    ~ メランコリー親和型の人がうつ病になる経緯【引越し編】 ~
  • 新たなマイホームへの引越しが決まる
  • 引越し業者と上手くやり取りができるか不安
  • 荷造りや膨大な量の片づけを対応できるか不安
  • 引越し後、ご近所さんとの人間関係の構築も不安
  • 引越し後、生活習慣の違いに対応できるか不安
  • 引越し後、子供の学校関連の各種対応も不安
  • 引越し後、子供が新しい学校になじめるか不安
  • 引越し後、子供が新しい友達ができるどうか?
  • 多くの不安が一気に押し寄せ、頭がパニックになる
  • 最後は脳が対応できなくなり、うつ病を発病してしまう

このように引越し前に様々な不安感に襲われて、うつ病を発病してしまうというケースが多いようです。

引越しに関しては、僕は人生で1度しか経験していないので、まだ救われているのかな?との感じです。

引越しというと、本来は新天地に行くわけですから、楽しくてワクワクするのが普通ですよね。

楽しい引越し

ですが、メランコリー親和型の人はこのような生活の大きな変化を極度に怖がるんです。

でも、引越しもそうですが、僕の場合だと…

 
旅行が不安

旅行に行くことも、うつになる程とても不安になってしまうのです。

旅行は楽しい

えっ!? なんで旅行に行くのが不安になるの?

旅行なんて楽しいことばっかりだぜ? 俺なんか年中でも旅行に行きたいくらいだよ!

旅行

確かに旅行は普段の忙しい生活から離れ、羽を伸ばして思いっきり楽しめる最高のレジャーです。

ですが、僕にとっては旅行もある意味、生活環境の小さな変化なので不安になってしまうんです。(+_+)

    ~ 僕が旅行を不安にさせる理由 ~
  • 旅行に行く途中の人たちはどんな人なのか不安…(電車やバス職員さんなど)
  • 旅行に行く途中、道に迷わないかどうかの不安…
  • 旅行先のホテルの人たちはどんな人なのか不安…
  • 旅行中に荷物を盗まれたらどうしようかと不安…
  • 寝坊して予約した電車に乗れなかったらどうしよう…
  • 移動途中で予期せぬトラブルがあったらどうしよう…
  • 旅行を終えてちゃんと家に帰ってこれるか不安…

など、延々といろんな不安感に襲われてしまうんです。

自分でもあまりにも子供じみた心配ばかりするので、本当に情けなくなってしまいます。^^;

まあ、実際にはそんなトラブルには滅多に遭わないのでしょうが…

仮にトラブルがあったとしても、それなりには対処するのだと思います。

 
漠然とした不安感

だけど、何かしら漠然とした不安感が突然襲ってくるんですよ。

心配性の域を大きく超えた僕の考えは本当に困ったものですね。

このような感じでメランコリー親和型性格の人は、普通の人より気苦労がとても多くて大変なんですよ。

一種の執着心というか、変なこだわりというか、とにかく自分でもおかしくなってしまいそうです。

 
メランコリー親和型性格の人は大変

メランコリー親和型性格の人は、普通の人が何気なくこなす事がとてつもなく大変な作業になってしまうのです。

もしかしたら、この記事を読まれている方も私と同じようなことで悩んでおられるかも知れませんね。

 
良薬と毒薬

不安な心は自分の行動をより慎重にさせてくれる良薬にもなります。

でも、行き過ぎると自分を苦しめてしまう毒薬にもなり兼ねません。

その辺のさじ加減が凄く難しいですが、独自にコントロール方法を訓練していくしかなさそうですね。

サプリメント
 

うつ病の人は、決して頑張ってはいけません!

今まで、散々無理を重ねて自分を苦しめてきたではありませんか?

「もう十分ですよ。^^」と、心療クリニックの先生方も僕自身も意見は全く同じだと思います。

心療内科の医師

人間誰しも人生の3分の1は眠ることで休息を取ります。

また、休息を取らなければ即体調が悪化し、最悪命をも失う危険性まで出てきてしまいます。

ですから、うつ病の方もこれまで人一倍頑張って無理をして生きてこられたのですから、もうそろそろ心と体を休ませてあげるべきなのです。

うつ病で苦しまれている方の周りには、あなた様のことをまるで自分のことのように心配してくれる人たちがきっといる筈です。

ですから、あなた様にとってその大切な人達のためにも、ゆっくり休んで一日も早く回復されることが一番良いのです。

休息を取る

僕もそうですが、うつ病の方は辛い時に寝たり休んだりすること自体、何か凄く悪いことをしていると感じてしまったりしませんか?

世間の人は汗水垂らして必死になってお仕事して社会貢献をされている。

だけどそんな中で自分はというと、一人だけ家で休んでいて本当に申し訳ないと大きな罪悪感に襲われることも多々あるかと思います。ですが…

 
うつ病は休むことが大事

うつ病の方は、まず休むことが第一の仕事なんです。

うつ病で苦しい時はご自分を否定される時もあるかと思います。

ですが、そういうあなた様自身はあなた様が考えている以上に、普通の人には無い多くの魅力をお持ちの方だということもお気付きでしょうか?

 
自分を肯定する

そのあなた様の良い一面をもっと見てあげて、どうか自分を肯定してあげて下さい。^^

最後に僕と同じメランコリー親和型性格のうつ病で苦しんでいる方へ、希望と勇気の言葉をご紹介させて頂きます。

アメリカ合衆国の有名な哲学者、心理学者であったウィリアム・ジェームズ博士の貴重なお言葉です。

かつて、我が国でもあの夏目漱石氏が博士の良い影響を受けられたとの深い歴史も残っているそうです。

    ~ ウィリアム・ジェームズ博士の言葉 ~
  • 『心』 が変われば『行動』が変わる
  • 『行動』が変われば『習慣』が変わる
  • 『習慣』が変われば『人格』が変わる
  • 『人格』が変われば『運命』が変わる
  • 『運命』が変われば『人生』が変わる

僕と一緒にゆっくりと前へ進んでいきましょう♪