完璧主義は辛い!克服への4つの治し方
辛い完璧主義を克服したい!4つの治し方を試そう♪
完璧主義は辛い!何をやっても100%出来なければ納得できない性格がキツすぎる!(+_+)
周りの人たちから常に完璧を求められている気がして、自分が狂ってしまいそう…(>_<)
私は完璧主義ではないけれど、いつも簡単なミスをしてしまう自分が許せないの!(≧◇≦)
というように、日々辛くて苦しみ続けている方も多いのでは?
完璧主義やそうでもない方でも、より気楽に生きてゆける4つの方法をぜひご参考下さい。
完璧主義は辛い!克服への4つの治し方

良い完璧主義と悪い完璧主義

完璧主義には『良い完璧主義』と『悪い完璧主義』の2種類に分かれます。
同じ完璧主義者でも、利点と欠点には雲泥の差があります。
このことは、ある著名な医学博士の方が実際に提言されていた事実です。
良い完璧主義は文字通り、自分の完璧な性格を適材適所で見事に上手く使い分ける人です。
ですので、学校や職場などの社会環境において、それを好循環になるよう最大限に発揮します。
悪い完璧主義は文字通り、自分の完璧な性格を臨機応変に対処できない不器用な一面を持った人です。
ですので、社会環境でも自分の利点を上手く使えず、欠点だけが悪循環となり良くない結果を呼び込んでしまったりします。
つまり、同じ完璧主義者でも、実社会においてはその実力は成績において雲泥の差が表れてしまうということなのです。
同じ完璧主義者でも、前者は得に、後者は損になるということです。

そ、そうなんだ…
どうやら僕は完璧主義な心が損になっているタイプのようだ…
じゃあ、具体的にどの辺りが完璧主義の損得の分かれ目となるのかを教えて下さい。
ということで、早速、良い完璧主義と悪い完璧主義の特徴をチェックしていきましょう。
- 高い目標を立てるが、最初から無理はしない
- 自分の能力よりも、少し高い目標を設定する
- 綿密な計画を立て、少々の誤差は気にしない
- どんな小さな失敗でも、素直に受け入れる
- 何度でも再チャレンジする忍耐力を持っている
- 周囲からの悪い評価を気にしすぎない
- 失敗をほぼ恐れず、自己肯定的である
- 積極性があり、外交的である
- ストレスを上手く利点へ変換する
- 高い目標を立て、最初から全力投球してしまう
- 自分に合わない高すぎる目標を設定してしまう
- 綿密な計画を立て、僅かな誤差でも許さない!
- どんな小さな失敗でも、大きく挫折してしまう
- 一度挫折すると再チャレンジする忍耐力がない
- 周囲からの悪い評価を気にしすぎてしまう
- 失敗を極度に恐れ、自己批判的である
- 消極性があり、内向的である
- ストレスを上手く変換できず、うつになりやすい
というような感じですが、あなたはどちらのタイプにより多く当てはまっていましたか?
恐らく、悪い方の完璧主義の特徴に当てはまっていたのではありませんか?
ですが、何も気を落とされることはありません。
良い完璧主義と悪い完璧主義の違いは、「完璧な心の使い方」にあります。
僕もそうですが、悪い完璧主義者はその良い心である長所を上手に使っていないだけなのですよ。^^;
つまり、良い完璧主義も悪い完璧主義もその中核にはほぼ同じような完璧主義的な心が潜在しているという訳です。
その長所を臨機応変に上手く使えていない…という違いだけなんです。

どうせなら、自分の中にある完璧主義的な心を上手に使いたいですよね?
そして、それを良い結果をもたらす心強い武器として装備できればと思いませんか?
良い武器も使い方を知らなければ、重たいだけのタダの鉄くずと化してしまいます。
その武器の使い方をマスターし、自分を守り自分に勝利をもたらす幸運のアイテムとするべきです。
ですが、何事も焦りは禁物です!
特に僕のような悪い完璧主義の人ほど、最初から突っ走ろうとしてしまいます。
最初から全力疾走して、息切れ、ペースダウン、途中リタイヤ… というまさに悪い完璧主義の術中にはまってしまいます。
ですので、次章からご紹介する『悪い完璧主義の治し方』をできる項目から実践されることをおススメします。
焦らず急いで正確に!を忘れずに一緒に頑張っていきましょう♪

悪い完璧主義の治し方【4つの方法】

悪い完璧主義の治し方は、自分に対するハードルを下げること。
まずはそこから始めてみると、だんだん楽になってくる自分に気が付いてくるはず。
完璧主義の人はあまりにも高すぎる水準を自分に課してしまう傾向があります。
それを自分の仕事や勉強の成果として、上手く利用できる人はアクティブな方だと言えます。
ですが、完璧主義の考えが自分を苦しめるだけの重荷となっている人は、残念ながらネガティブな方だと言わざるを得ません。
けれども、元々完璧主義という考え方は一般的にとても良い長所であるのは間違いありません。
普通の人がほとんど目にしない小さなところまで気が付く高い能力と目的意識が備わっているからです。
ただ、その能力と目的意識が高すぎるため、逆に自分を苦しめてしまっているだけなのです。
ですので、その意識を上手くコントロールし、完璧主義の良い要素だけを有効利用できるようになれば良いのです。
という訳で、次の「悪い完璧主義の4つの治し方」をご紹介することにしましょう。
というように、自分にとって悪い結果を招いてしまう完璧主義の考え方を少しだけ変えていきます。
たったこれだけのことで、今まで自分を苦しめてきた完璧主義の考え方が、良い方へと方向転換をしてくれるようになります。
完璧主義があなたにとって強い武器となるのか?厄介な毒となるのか?
それは、あなた自身のほんの些細な心のコントロール次第ということですね。
せっかく良い長所をお持ちなのですから、それを最大限利用しない手はないですよ。^^
別ページの『完璧主義者でうつ…辛いストレス克服5つの方法【初級編】』では、また違う観点からの心のコントロール法を書いています。
また、続けて読んで頂ければ幸いです。

物事を加点形式で見るようにする

悪い完璧主義者は、欠点ばかりを気にします。
もっと利点に目を向ける良い癖を積み重ねていきましょう。
悪い完璧主義の治し方は、『今無いないもの(欠点)』よりも『今あるもの(利点)』に目を向けるようにします。
悪い完璧主義の人の考え方に、減点形式というものがあります。
その減点形式というマイナスの考えから、加点形式というプラスの考え方に変えるのです。
減点形式は、目標や目的を100とすると、そこから足りないものを見つけてどんどん点数を引いていく…というネガティブな考え方です。
加点形式は、目標や目的をまず0にして、そこから頑張って達成したものをどんどん点数に加えていく!というポジティブな考え方です。
- 減点形式では、マイナス面ばかりが気になり自分を苦しめるようになる…
- 加点形式では、プラス面を見て小さな達成感や充実感を積み重ねられる!
というように、同じ完璧主義でもその考え方は全くの真逆になります。
ですが、加点形式と減点形式の二つの考えの内、どちらが良いかは言うまでもありませんね。
完璧主義すぎて辛いという方は、今すぐに加点形式の考え方を実践してみては?
すると物事の捉え方もこれまでと一変する自分に気が付くはずです。^^
そして、たとえ小さな成果でも大きな達成感を味わいながら、常に前進していくことができるはずです。

「まぁ、これでいいか!」を使う

悪い完璧主義者は妥協することが大嫌い!
だけど、妥協なしでは辛すぎるから、時には「まぁ、いいか!」と言ってみよう♪
悪い完璧主義は、最初から最後までもの凄い勢いで突っ走ってしまう傾向があります。
それ故、途中に小さなトラブルが生じると、それを全て解決しなければ続けて前へ進めない性分なのです。
また、たとえ小さなミスでも大きく自信を失い、あっさりと目標を諦めてしまいます。
そして、それまでの熱いモチベーションも一瞬でどこかに吹き飛んでいってしまいます。
- 人間誰しも完璧にできる人はいない!
- 完璧にできなくて当たり前と考える!
- できない時は妥協し諦めることも大切
- 「まぁ、いいか!」の連続で前進する
このように、仕事や勉強など心に少し余裕を持たせる状態がベストです。
そうすると、好循環的に全てのものが着実に進み、人間関係においても良好な状態を維持できるようになります。
長い人生、そんなに焦らなくてもマイペースで良いのです。^^

努力の延長が小さな成果と考える

結果は無視!今できることを頑張り続けよう♪
頑張れば結果は自然とついてくるものと考えるべし!
結果ばかりを意識するとロクな目に遭いません。
特に最初から大きな結果を求めていては、目標達成までのモチベーション維持は到底無理です。
人生そんなに甘いものではない!
このことは、完璧主義の方にはあえて言う必要はないですよね。
人生は決して甘いものではないと分かっているからこそ、そのような自分に厳しい完璧主義者になられたのですよね?
ですが、人生が甘いものではないと分かっていても、気が付けば結果だけを求めて四苦八苦している自分がそこにいる…
僕もこれまで幾度となく苦労しましたので、その歯がゆいお気持ちは痛いほどよく分かります。

ですが、1年、5年、10年先のあなた自身のことを冷静に考えてみませんか?
仕事や勉強の成果は、残念ながら一朝一夕には上手くいきません。
上手くいかないからと言って、焦って悩んでいる時間があるのでしたら、これほど勿体の無いことはありません。
今、結果が出ないと言って焦るよりも、心を上手くコントロールして将来の成功へのプロローグを作っておきませんか?
次の『成功への心構え』を意識して実践することで、あなたの将来は雲泥の差で変わるかも知れません。
- とにかく目標に向かって地道に進む!
- 高いノルマは課さず、ただひたすら努力し続けること!
- 失敗しても、それは誰でも経験する単なる通過点だと考える
- 時々、息抜きもする♪(息抜きも立派なお仕事)
- 結果に執着しすぎないこと!
- 周りは周り!自分は自分♪マイペースで頑張る
このように、物事に取り組んでいくには、どっしりと構える姿勢が必要です。
そして、一つの成果を出すには、その何倍、何十倍の努力と時間を要します。
とにかく何事も焦りは禁物だということですね。
人生は長い道のりです。
ですから、冷静さを失えばそれだけ人生を遠回りすることになってしまいます。
あなたには普通の人には備わっていない素晴らしい完璧主義の心があるのですから、それを上手くコントロールすれば必ず成功を手にすることでしょう。^^

自分へのハードルを客観的に見る

完璧主義者が考える普通は、常識以上に高い水準だという自覚がありません。
一度、自分を客観視して、常識レベルを知ることが大切!
悪い完璧主義の人は、あまりにも高すぎるハードルを課して自分を苦しめます。
そして、その高い水準自体がごく普通のことだと本気で思い込んで疑いません。
それ故、完璧にできない自分を必要以上に責めてしまうのです。
ですが、その水準は周りの人たちからすれば、明らかに常識を逸脱するとんでもなく高いハードルとして見えているのです。
つまり、完璧主義者とそうでない人たちとの温度差には大きな差があるということです。

しかし、当の本人は自分が高すぎるハードルを課しているという自覚が全くありません。
ですが、その事実を把握することで「自分にとってのハードルは実はとんでもなく高いものだった!」と正確に気付くことができます。
そうすることによって、完璧主義の呪縛から解かれ、ストレスを溜め込むことも少なくなります。
では、まとめてみますと次の「完璧主義者の常識レベルを見直す」のようになります。
- 自分と周りを客観視し、水準の常識レベルを知る!
- 自分の持つ水準は、普通以上で高いものだと知る!
- 高い水準で苦労する自分は当然のことだと納得する
- 常識レベルを把握したら、ハードルを少し下げてみる
自分と周りの人が考える水準の違いは、僕自身も初めてその事実を知りました。
そして、周りの人はいかに低い水準の中で生きているという事実も知りました。
でも、別に周りの人が低い水準で生きていることに矛盾を感じたり、腹が立ったりはしませんでした。
というよりも、むしろ「僕の方があまりにも完璧を求めすぎていたんだ!」と分かった時はもの凄く安心した記憶があります。
こんなに常識外れの高いハードルを課せば誰だって苦労するよ!と目からウロコが落ちたものです。
このように、完璧主義で苦しんでいる方は、ご自分がいかに高すぎるハードルを作っているか?ということに一刻も早く気付くべきなのです。
その事実を知った時、初めは誰でも戸惑うことでしょう。
ですが、次の瞬間、今まで全身にのしかかっていた重りが一瞬で抜け落ちるその感覚を快く味わうことになりますよ♪
あなたにとってのハードルを下げて、より楽に生きていきましょう♪ ^^
