閉所恐怖症でMRIが怖い!【僕の発症体験談】

2020年5月23日

閉所恐怖症でMRIが怖すぎる

閉所恐怖症歴20年以上の筋金入りの僕が、その発症体験談と自分の見解についてあれこれ書いています。

死ぬより怖いMRIは、まさに拷問兵器のモンスターに見えるのは僕だけではないのでは?

狭い所や閉ざされた空間、逃げられない状況が怖い方たちへ、僕と一緒にその怖さを共有しませんか?

閉所恐怖症【MRIが死ぬより怖い】

閉所恐怖症MRI

僕の閉所恐怖症の発症は32歳の時でした。

当時、妻と一緒に電車で京都のお寺参りに行く途中のことでした。

電車で移動中に突如として息苦しさを憶えました。

そして、たちまちパニック発作となって僕を襲ってきました。

たまらず次の停車駅で降り、駅の椅子に座って発作が治まるのを待ち続けました。

全身から汗が流れだし、まるで呼吸困難に陥った重病患者のようでした。

閉ざされた車内から広い駅のホームに降りたことで、気持ちが凄く楽になったのを憶えています。

それが、僕の人生で初めてのパニック発作でした。

当時の状況は、『突然襲われた発作【このまま死ぬのでは!?】』にて詳しく書いています。

この出来事は僕にとっては人生の分岐点となる大きな事件でした。

なぜならそれ以降、閉ざされた空間の全てが恐ろしくなってしまったからです。

電車はもちろんのこと、自動車や飛行機などの乗り物全てが恐ろしくて堪らなくなりました。

そして、病院でのMRIなどは僕にとっては医療機器というより拷問マシンと言っても過言ではないほど脅威なものとなってしまいました。

更にMRIよりも時短で空間も広いCTでさえも、僕にとっては酷い苦痛を伴う苦手なものとなりました。

CTなどはわずか5分程度で終わる検査なのに、それさえも辛くて苦しいんです。

この苦しさは実際になった人でしか分からないもので、本当に苦して辛くて頭がおかしくなってしまいそうですよね?

いっそのこと、死んだ方がマシなのでは?

と錯覚するほど苦しいと感じるのは僕だけではないのかも知れませんね。

閉所恐怖症

人生初めてのパニック発作から早20年の月日が経ち、症状は年々酷くなっていきました。

今では自分の部屋にいても、息苦しさを感じるほど悪化してしまいました。

特に夜寝る時には、見上げた天井がまるで自分に向かってゆっくりと落ちてきているのでは?とさえ錯覚するようになってしまいました。

天井が降りてきて、自分が押し潰されるのではないだろうか?

押し潰されて息ができなくなり、地獄のような苦しみを味わうのだろうか?

そして、最後は呼吸困難で苦しみながら死ぬのではないだろうか?

などと、到底あり得ないことを考え続けたりします。

それ以来、交友関係もほとんど断ち切り、家族との遠出も極力避けてきました。

その結果、付き合いが悪いこともあり、人間関係にも大きな支障をきたすようになってしまいました。

まさに閉所恐怖症から悪循環的に全てのことが自分に不利に変わってしまった瞬間ですね。

僕と同じようなことでお悩みの方は、意外と多いのではないでしょうか?

僕はあまり役に立てるタイプの人間ではありません。

ですが、こんな僕でも生きていくヒントくらいは参考になる情報も書いているかも知れません。

また、宜しければ続けて読んで頂ければ幸いです。

閉所恐怖症解消のヒント

僕自身は20年以上、閉所恐怖症やパニック障害の病歴があります。

ですが、未だにほとんど治っていません。

外出するのも怖くなり、現在はほとんど家の中で暮らしています。

長年勤めた会社も様々な精神疾患の悪化で49歳の時に辞めました。

元々僕は派手に遊ぶというタイプではなく、会社員時代には出来るだけ貯蓄を増やしていました。

現在はその貯蓄で何とか暮らしているという状況です。

貯蓄を頼りにいつまでもこのような引きこもり生活をしている訳にはいかないとは考えています。

社会復帰のために、今は体を鍛えたり、いろんな勉強をしたりしています。

もちろん、近所にある心療内科の病院にも通っています。

通院してもうかれこれ1年以上になりますが、まだまだ症状の回復傾向はほとんどないようです。

閉所恐怖症の治療

一度、精神疾患になってしまうと、なかなか社会復帰は難しい。

このことは僕だけでなく、多くの方が同じことで悩んでいらっしゃるのでは?

一日でも早く心の病を治して社会復帰を果たしたい!と閉所恐怖症などの精神疾患をお持ちの方々は僕と同じように考えていらっしゃるかと思います。

ですが、そんな心とは裏腹に体が言うことを聞いてくれない…

そんな心の葛藤に歯がゆい日々を送ることを余儀なくされているのでは?

一度心に受けた大きな傷は、一生消えることはありません。

問題はどれだけその傷口を軽減させるか?ということだと思います。

僕が通っている心療内科の先生もいつもこのようにおっしゃっています。

精神疾患の完治は難しい。

でも、症状を軽くすることは十分に可能。

自分の努力でどれだけ軽くさせるかが勝負。

確かに言われてみればそうですよね。

心の病の完治は本当に難しいです。

そう分かっていても、気が付けば自分を苦しめる全ての症状の完治を望んでいる…

心の病の完治を望むと、どんな小さな症状でもそれが自分を苦しめる大きなしこりに見えてしまいます。

そして、何で自分はこんなにも病気が良くならないだろうか?と自分を責めてしまうという悪循環に陥ります。

そんなこんなで、僕は頭の中であれこれと解決策を模索しながらもがいている状態です。^^;

時間をかけてゆっくりと治していこう!

とは言いますが、やはり焦りが先に出てしまうのですね。

このように心の病で八方塞がりとなり、もがいていらっしゃる方も多いのでは?

僕もこの先どうなるかは分かりませんが、希望だけは持ち続けて生きていこうかと思っています。

皆さんもゆっくり時間をかけながら、ご自分の人生と向き合って下さいね。

希望の光