閉所恐怖症が暴走!【MRIが死ぬより怖かった僕の体験談】
人の不幸は密の味♪僕のMRI絶叫体験談
一度発症してしまった閉所恐怖症はどうやって治せばいいの?病院の治療は効果あるの?誰か助けて!
MRIがこの世で一番怖いよぉ~!何であんな機械が存在するんだ?誰があんなものを作ったんだぁ~?
最近は左右両側が抜けている解放型のMRIもあるそうだけど、それでも絶対にムリ!怖いものは怖い!
などと、閉所恐怖症を克服する前に、MRIに対して嫌悪感すら憶える方も多いのでは?
今回は、筋金入りの閉所恐怖症であるこの僕が、MRIを人生初体験した時のパニックで絶叫した苦い経験を書いています。
閉所恐怖症の治療方法を探す前に、まずはこの僕の恥ずかしすぎるMRI恐怖体験をどうか笑って読んで下さい。
閉所恐怖症にも上には上があるんだと、笑って安心することができるかもです。(#^^#)
閉所恐怖症が覚醒!【MRIが怖すぎる~っ!】

超リラックスモードだった診察

担当の先生との診察時、僕は完全に余裕をかましていた。
これから起こりうる地獄のような体験を誰が予想できたであろうか…
そこは、地元でも有名な15階建ての大きな総合病院でした。
僕は仕事のストレスもあり、頭痛が続いていたので、その病院へ診察を受けに来たんです。
いざ診察室に入り、症状を先生に説明しました。

頭痛が続いてるの? まあ、大丈夫だと思うけど、一応撮っておく?MRI。

えっ!? MRI? じゃあ、それでお願いします。

ところで、君はMRIは大丈夫? 閉所恐怖症ではないよね?

はぁ!? 閉所恐怖症? いえ、何か分からないけど大丈夫ですよ。
と、診察時間はたったの3分間で、何とも和やかなムードで初診を終えました。
そして、診察室を出て、MRI検査室へ向かう僕。
と、その時は僕も若くて、閉所恐怖症というのも初めて耳にした言葉で、大して気にも留めませんでした。
この後、壮絶な地獄が待ち受けているとは、まったく知るよしもありませんでした。

いざ!MRI検査へ!嵐の予感…

人生初のMRI検査室… ここで生き地獄を味わうとはつゆ知らず!
この時は人のいない検査室に入れて、むしろラッキー♪などと呑気なことを考えておりました。
MRIのことを何も知らなかった僕は、専用の検査服に着替えさせられ、ちょっと違和感を感じ始めていました。
そして、同時にリラックスムードから徐々に怪しい雰囲気に変わっていったことを鮮明に覚えています。

はいっ!それじゃあ、台の上に仰向けで横になって下さ~い。
検査はだいたい40分くらいかかりますからね。
もし、検査中に何かあったらこのボタンを押して知らせて下さいね。^^
先生から言われるままに、台の上に寝ころぶ僕。
この時はまだ心に余裕のある僕でした。しかし…
ガシッ!ガシッ!ガシッ!ガシッ!

な、何!? 何が始まるんだ?
手首をマジックテープで強く縛られたぞ!?
そして、何だか分からないけど、顔には剣道の大きな防具みたいなのを被せられた!?
おまけに大きなヘッドホン?を付けられたみたいだぞっ!
ウィ~ン…
僕が横になっている台が動き出した!
そして、みるみるうちに、MRIのあの狭い空洞の中に入っていった!

MRI検査開始!地獄の始まり…

MRIの狭い空洞の中に完全に入ってしまった僕!
頭と手を強く縛られた僕は、もう逃げることができない絶体絶命の状況へ…

ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って!
ナニコレ? 顔のすぐ前に機械の壁があるよ! 10cm?いや、5cmだよ!
せ、せ、せ、狭すぎる~!!!!
ここで40分間も我慢するの? こんなの絶対無理~っ!!!
ということで、とりあえずは僕はこの過酷な状況に耐えることを決意しました。
ウ~ン!ガガガガガ~!ガガガガガ~!ガガガガガ~!
これまでの人生、聞いたこともない機械音が鳴り響く…
かなりうるさい音でしたが、この時の僕はとにかく狭い空間に閉じ込められた心を必死に抑えることの方がよっぽど大変でした。
そして、人生初のMRI地獄はこのように、波乱の幕が切られたのでありました。

MRI検査中!生き地獄と化す!

短いはずのMRI検査時間は、閉所恐怖症の人間にとってはまさに永遠地獄!
いつ発狂してパニックになってもおかしくない状況。
体中をガッチリと固定され、MRIのあの狭い空間へと閉じ込められた瞬間、僕の閉所恐怖症はついに覚醒!
たかが病院の検査でこんな生き地獄のような気持ちを味わうなんて、全く想像すらしていなかったこの僕!!
というように、MRIの機械の中に入って、わずか3秒で僕は人生初のパニックモードへ爆速突入!
それから間もなくして、更なる強烈なパニックモードへと突入してしまう僕。
など、延々と様々な最悪な状況になって、閉じ込められる恐怖に襲われる僕…
冷や汗、生汗、脂汗が全身から噴き出してくる!
だけど、よくよく考えてみると…
と、自分に言い聞かせるも全く効果なし!
パニック症状はどんどん悪化していく!
ふと、左手に握りしめた緊急を知らせるボタンに気が付く…

そ、そうだった!
先生から「我慢できなかったらこのボタンを押して知らせてね。」って、言われていたんだった!
だから、いつでもこのボタンを押せば、すぐにこの苦しみから逃れられる!
ふ~っ… ひとまず安心…
んっ!? だけどちょっと待てよ… このボタンを押したら検査を中断することはできる。
だけど、また最初から検査を受け直さないと駄目なのでは?
そ、そんなの絶対に嫌だぁ~!! せっかくここまで我慢したのにぃ~!!
ということで、僕は続けてこの地獄のような検査を我慢することにしました。(+_+)
それから検査が終わるまでの数十分間、いまにも発狂しそうな心を抑えつけながら何とか頑張りました。
途中、目を閉じたり、心の中で青空の大自然の中にいる自分をイメージしたりと、何とか気を紛らわせたりしていました。(^-^;
もし僕がドラゴンボールの孫悟空だったら、すぐにスーパーサイヤ人に変身して強引にMRIから脱出していたでしょう。
そして、僕をここまで追い詰めたそのMRIにデッカイかめはめ波をお見舞いしたと思います。^^;

MRI検査終了!全身の生気が吸い取られ、タコ人間に…

人生より永いMRIの検査をやっとのことで終えた僕…
僕は全身の力が抜けてタコ人間みたいになった…
40分間の検査は本当に長かった…
でも、本当に40分だったの!?
何か5時間くらいはMRIの中に閉じ込められていたような感覚でした。

人生初のMRI検査で、僕の寿命は間違いなく10年は縮まったであろう。

MRIの検査結果が出ましたよ。^^
ん~、どこにも異常は見当たらないねぇ~。ただの片頭痛でしょう。
一応、痛み止めのお薬を出しておきますね。お疲れ様でした。^^
と、診察はあっさり終わったのですが、この時の状況はハッキリ言ってよく憶えていない…
心も体もスッカスカ…
そして、病院から出て家に帰った僕。
どうやって家に帰ったかも、正直憶えていないくらい大きなショックを受けていました。(^-^;
それ以来、僕はMRIの検査を受けていない。
仮にMRIの検査を受けて下さいと言われた時でも、「あ、あの… CTでの検査では駄目ですかねぇ~。(-_-;)」とお医者さんに小さな反論をしてきました。
それから、僕は狭い所、閉ざされた空間が大の苦手になったのは、言うまでもありませんでした…
というワケで、僕の人生初のMRI検査劇場でした。(≧◇≦)
