閉所恐怖症が暴走!【MRIが死ぬより怖かった僕の体験談】

2020年7月4日

人の不幸は密の味♪僕のMRI絶叫体験談

一度発症してしまった閉所恐怖症はどうやって治せばいいの?病院の治療は効果あるの?誰か助けて!

MRIがこの世で一番怖いよぉ~!何であんな機械が存在するんだ?誰があんなものを作ったんだぁ~?

最近は左右両側が抜けている解放型のMRIもあるそうだけど、それでも絶対にムリ!怖いものは怖い!

などと、閉所恐怖症を克服する前に、MRIに対して嫌悪感すら憶える方も多いのでは?

今回は、筋金入りの閉所恐怖症であるこの僕が、MRIを人生初体験した時のパニックで絶叫した苦い経験を書いています。

閉所恐怖症の治療方法を探す前に、まずはこの僕の恥ずかしすぎるMRI恐怖体験をどうか笑って読んで下さい。

閉所恐怖症にも上には上があるんだと、笑って安心することができるかもです。(#^^#)

閉所恐怖症が覚醒!【MRIが怖すぎる~っ!】

恐怖のMRI
診察室の平和な時間
診察室にて

担当の先生との診察時、僕は完全に余裕をかましていた。

これから起こりうる地獄のような体験を誰が予想できたであろうか…

そこは、地元でも有名な15階建ての大きな総合病院でした。

僕は仕事のストレスもあり、頭痛が続いていたので、その病院へ診察を受けに来たんです。

いざ診察室に入り、症状を先生に説明しました。

MRIを勧められる
担当医師

頭痛が続いてるの? まあ、大丈夫だと思うけど、一応撮っておく?MRI。

引き受ける
患者の僕

えっ!? MRI? じゃあ、それでお願いします。

閉所恐怖症かどうか聞かれる
担当医師

ところで、君はMRIは大丈夫? 閉所恐怖症ではないよね?

拒否する
患者の僕

はぁ!? 閉所恐怖症? いえ、何か分からないけど大丈夫ですよ。

と、診察時間はたったの3分間で、何とも和やかなムードで初診を終えました。

そして、診察室を出て、MRI検査室へ向かう僕。

  • ところで、閉所恐怖症って、何のこと?
  • よく分からないけど、まあいいや♪

と、その時は僕も若くて、閉所恐怖症というのも初めて耳にした言葉で、大して気にも留めませんでした。

この後、壮絶な地獄が待ち受けているとは、まったく知るよしもありませんでした。

検査室
個室で落ち着ける
MRI検査室

人生初のMRI検査室… ここで生き地獄を味わうとはつゆ知らず!

この時は人のいない検査室に入れて、むしろラッキー♪などと呑気なことを考えておりました。

MRIのことを何も知らなかった僕は、専用の検査服に着替えさせられ、ちょっと違和感を感じ始めていました。

そして、同時にリラックスムードから徐々に怪しい雰囲気に変わっていったことを鮮明に覚えています。

放射線科の医師

はいっ!それじゃあ、台の上に仰向けで横になって下さ~い。

検査はだいたい40分くらいかかりますからね。

もし、検査中に何かあったらこのボタンを押して知らせて下さいね。^^

先生から言われるままに、台の上に寝ころぶ僕。

  • へぇ~、MRIって、こんな感じなんだぁ~♪
  • でも、このボタンって何?押すことがあるのかな?

この時はまだ心に余裕のある僕でした。しかし…

ガシッ!ガシッ!ガシッ!ガシッ!

羽交い絞めにされる
患者の僕

な、何!? 何が始まるんだ?

手首をマジックテープで強く縛られたぞ!?

そして、何だか分からないけど、顔には剣道の大きな防具みたいなのを被せられた!?

おまけに大きなヘッドホン?を付けられたみたいだぞっ!

ウィ~ン…

僕が横になっている台が動き出した!

そして、みるみるうちに、MRIのあの狭い空洞の中に入っていった!

穴の中へ
狭い暗い怖い
完全拘束

MRIの狭い空洞の中に完全に入ってしまった僕!

頭と手を強く縛られた僕は、もう逃げることができない絶体絶命の状況へ…

狭すぎる
患者の僕

ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って!

ナニコレ? 顔のすぐ前に機械の壁があるよ! 10cm?いや、5cmだよ!

せ、せ、せ、狭すぎる~!!!!

ここで40分間も我慢するの? こんなの絶対無理~っ!!!

    ~ とりあえずは我慢! ~
  • いや、まてよ…
  • ここでギブアップしたら、超恥ずかしすぎる!
  • MRIの機械に入ってすぐボタンを押す訳にはいかない!
  • ここでこのボタンを押したら、男の名が廃る!

ということで、とりあえずは僕はこの過酷な状況に耐えることを決意しました。

ウ~ン!ガガガガガ~!ガガガガガ~!ガガガガガ~!

これまでの人生、聞いたこともない機械音が鳴り響く…

かなりうるさい音でしたが、この時の僕はとにかく狭い空間に閉じ込められた心を必死に抑えることの方がよっぽど大変でした。

そして、人生初のMRI地獄はこのように、波乱の幕が切られたのでありました。

茨の道
パニック発作まであと1秒足らず
パニック寸前の僕

短いはずのMRI検査時間は、閉所恐怖症の人間にとってはまさに永遠地獄!

いつ発狂してパニックになってもおかしくない状況。

体中をガッチリと固定され、MRIのあの狭い空間へと閉じ込められた瞬間、僕の閉所恐怖症はついに覚醒!

たかが病院の検査でこんな生き地獄のような気持ちを味わうなんて、全く想像すらしていなかったこの僕!!

    ~ MRIの中に拘束された僕 ~
  • すぐ目の前には、機械の壁が迫ってくるようだ!
  • 体も固定されて身動きが取れずまるで棺桶の中?
  • 1秒でも早く外に出たい!今にも発狂しそうだ!
  • こんな状況で40分間も絶対ムリ!ムリ!ムリ!
  • 誰でもいいから助けてぇーーーーーーーーーっ!

というように、MRIの機械の中に入って、わずか3秒で僕は人生初のパニックモードへ爆速突入!

それから間もなくして、更なる強烈なパニックモードへと突入してしまう僕。

    ~ 更なる強烈なパニックモード ~
  • もし、このまま機械が故障して閉じ込められたらどうしよう!
  • もし、このまま大きな地震が起こって建物が崩壊したら最悪!
  • もし、このまま機械から発火して火だるまになったらイヤだ!
  • もし、このまま機械が爆発してしまったら、最悪な死に方だ!
  • もし、このまま僕のことを忘れて、先生が帰ってしまったら?
  • 狭いよ!暗いよ!長いよ!怖いよ!息苦しいよぉーーーーっ!

など、延々と様々な最悪な状況になって、閉じ込められる恐怖に襲われる僕…

冷や汗、生汗、脂汗が全身から噴き出してくる!

だけど、よくよく考えてみると…

    ~ 冷静に考えてみると… ~
  • 検査中に機械が故障するなんてないでしょう?
  • 検査中に大きな地震が起こるなんてあり得ない
  • 検査中に発火や爆発したりするワケねぇ~よ!
  • 検査中を忘れて先生が家に帰るなんてそんな馬鹿な
  • たった40分間寝ているだけで、むしろ楽ではないか?

と、自分に言い聞かせるも全く効果なし!

パニック症状はどんどん悪化していく!

ふと、左手に握りしめた緊急を知らせるボタンに気が付く…

検査をギブアップできない
検査中の僕

そ、そうだった!

先生から「我慢できなかったらこのボタンを押して知らせてね。」って、言われていたんだった!

だから、いつでもこのボタンを押せば、すぐにこの苦しみから逃れられる!

ふ~っ… ひとまず安心…

んっ!? だけどちょっと待てよ… このボタンを押したら検査を中断することはできる。

だけど、また最初から検査を受け直さないと駄目なのでは?

そ、そんなの絶対に嫌だぁ~!! せっかくここまで我慢したのにぃ~!!

ということで、僕は続けてこの地獄のような検査を我慢することにしました。(+_+)

それから検査が終わるまでの数十分間、いまにも発狂しそうな心を抑えつけながら何とか頑張りました。

途中、目を閉じたり、心の中で青空の大自然の中にいる自分をイメージしたりと、何とか気を紛らわせたりしていました。(^-^;

もし僕がドラゴンボールの孫悟空だったら、すぐにスーパーサイヤ人に変身して強引にMRIから脱出していたでしょう。

そして、僕をここまで追い詰めたそのMRIにデッカイかめはめ波をお見舞いしたと思います。^^;

MRIを木っ端微塵に
幽体離脱後のフラフラ状態
長すぎるMRI検査

人生より永いMRIの検査をやっとのことで終えた僕…

僕は全身の力が抜けてタコ人間みたいになった…

40分間の検査は本当に長かった…

でも、本当に40分だったの!?

何か5時間くらいはMRIの中に閉じ込められていたような感覚でした。

    ~ MRI検査終了直後の僕 ~
  • まるで全身から生気を全て吸い取られたような感じだ…
  • もうグッタリとして、何をする気も起りませんでした…
  • ただただ苦しかった検査が終わって、ホッとしただけ…
  • 果たしてこのまま無事に家へ帰ることができるだろうか
  • もう二度とMRIの中には入りたくない…
  • それどころか、しばらくは病院にも来たくはない…
  • 全身フラフラでまるでタコ人間のようになった気分だ…
  • このまま海の中に落ちたらきっと泳げるぞ、タコのように…

人生初のMRI検査で、僕の寿命は間違いなく10年は縮まったであろう。

ただの片頭痛
担当医師

MRIの検査結果が出ましたよ。^^

ん~、どこにも異常は見当たらないねぇ~。ただの片頭痛でしょう。

一応、痛み止めのお薬を出しておきますね。お疲れ様でした。^^

と、診察はあっさり終わったのですが、この時の状況はハッキリ言ってよく憶えていない…

心も体もスッカスカ…

そして、病院から出て家に帰った僕。

どうやって家に帰ったかも、正直憶えていないくらい大きなショックを受けていました。(^-^;

それ以来、僕はMRIの検査を受けていない。

仮にMRIの検査を受けて下さいと言われた時でも、「あ、あの… CTでの検査では駄目ですかねぇ~。(-_-;)」とお医者さんに小さな反論をしてきました。

それから、僕は狭い所、閉ざされた空間が大の苦手になったのは、言うまでもありませんでした…

    ~ MRIに対して一言 ~
  • たった40分で体の奥深くまで検査できるMRI
  • 君は本当に凄い!大したものだ!尊敬するよ
  • だけど… 一体誰がこんな機械を作ったの?
  • MRIは人を助ける機械ではなく…
  • 僕にとってはただのモンスターだぁ~っ!!

というワケで、僕の人生初のMRI検査劇場でした。(≧◇≦)

落ち込んで立ち直れない